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より速く、より的確な画像データの整理・編集に最低限必要な知識とテクニック。
少しでもデータの劣化を防ぐ為にはどのようにすればよいのか?。 フォトショップを使う際の画像データの正しい取り扱い方、適切な補正方法などを紹介。 | |
■ 文字を入力する研究データの整理などにフォトショップを使っている人は、論文用の図を作成するときなどにもフォトショップを使う機会が多いのではないでしょうか?論文に掲載する図は、ほぼ間違いなく写真と文字からなっています。 ・・・よね(^^; 今回はフォトショップで文字を書き入れる際の知識とテクニックを紹介しましょう。 ■ テキスト入力には文字ツール実際に使用するのは「文字ツール」です。ツールボックスではTの字がはいっているアイコン(下図)になっています。 ![]() 文字ツールの使用時には、マウスのポインタは『 』のようになっています。このIの字型のポインタを文字を入れたい場所(文章の始点)において、クリックします。どこから文字を入力するか・・・まぁ、文字の位置はあとからいくらでも手直しが効くので、それほど気にしなくてもいいです。ただし、あまりに右端に偏った位置から入力を開始すると文章の途中で画面の外にはみ出て作業がやりにくくなります。位置を決めないで入力を開始するのであれば、なるべく左から入力するべきでしょう。 ■ Photoshop5.5以前とPhotoshop6.0以降の差(ウインドウの違い)さて・・・、文字ツールをクリックした際に出てくるウインドウですが。これはバージョンによって異なります。と、言うよりも6.0以降では文字入力のウインドウは出てきません。5.5以前では下の様な文字入力用のウインドウが出てきます。 ![]() このウインドウの各種設定について今回は詳細な解説は省かせて頂きます。 何故ならウインドウが変更されているだけで基本的には以降のバージョンと同様の使い方ができるからです。ということで、5.5以前のユーザーの方も下に書いてある<文字ツールの使い方>を参考にして下さいね。 ■ 文字ツールのオプションバーの説明(6.0以降対象/5.5以前も参照可)6.0以降の場合、文字ツール使用時には画面上部のメニューの下に次のようなオプションバーが表示されているばずです。(レイアウト都合上、2段に分割してあります。)各アイコンの説明は下の1〜8の項目を参照して下さい。 ![]() ![]() 1.「テキストレイヤー・マスク/選択範囲」 左がいわゆる普通の文字ツールに相当します。こちらを使用すると文字入力時にテキストレイヤーが自動的に生成されます。右の「マスク/選択範囲の作成」を選んでおくことで、その文字の形にそったマスクor選択範囲が作成できます。ちなみに、この2つアイコンはテキスト入力後には消えてしまいます(事前に選択してお必要があるということ)。 2.「縦書き・横書き」 縦書き・横書き切り替えを行います。この2つアイコンもテキスト入力後には消えてしまいますので、事前に選択してお必要があります。縦書きは日本語を縦書きで使いたい時に使用します。ちなみに、半角英数で縦書き入力すると時計方向に90度回転します。 3.「フォントファミリーとスタイルの設定」 フォントの種類とフォントのスタイルを設定します。 ちなみに、スタイルとは「太字」や「斜体(イタリック)」などのことです。フォントの種類によっては選択不可能な場合があります。「斜体」に関しては自由変形でも代用出来ますね。 4.「フォントサイズとアンチエイリアスの設定」 文字の大きさと、エッジのアンチエイリアス設定です。アンチエイリアスに関してはこちらを参照して下さい。 1pointの大きさは0.35mmです。要は、10pointで3.5mmになる計算ですね。 5.「文字を揃える」 文章を各段の左に揃える(初期状態)、中央に揃える、右に揃えるということをする為のアイコンです。機能の特性上、このオプションは改行を含む文章でしか殆ど効果を発揮しません。ちなみに縦書きモードの時はこれらのオプションも90°回転し、それぞれ上揃え、中央揃え、下揃えに変わります。 6.「文字色を設定」 まんま、文字の色を設定します。 ダブルクリックすることで、カラーピッカーのウインドウが開きます。 7.「ワープテキストを作成」 ワープテキストを作成します。詳細は後日、別項にて説明予定。 8.「パレット」 文字パレット・段落パレット(共に後述)を表示する。 ■ 文字ツールの使い方(フォント・サイズ・色の選択)まず文字を入力するより前にオプションバーにある「文字のサイズ」、「文字の色」、そして「フォントの種類」を設定をします。これらの項目は実際に文字を入力するより前に、正確に設定しておくと後々で変更する要素が減るわけですからねぇ。 一度、文字を入力すると次に書く<文字設定の変更>を行わないとサイズなどを変えることができないからです。 まぁ実際のところ大した手間でもないですし、後から微調整する機会も多いでしょうが・・・。もしも初めからどんなフォントで入力するかを決めているなら、あらかじめ正確に設定しておいた方が手間が少なくなるというものです。 (決定の方法) 文字入力後はどうすれば決定できるの? そんな疑問を持っている人もいるかと思います。 5.5までは文字入力時に文字入力用のウインドウがあって、そのなかに「OK」というボタンがあったので分かりやすかったのですけど。 と、文句言っても始まりませんね。 他のレイヤーをクリックしたり、他のツールを選択すると文字ツールが強制解除されます。こういった方法を使っている人が思ったより沢山いることに驚きます。ま、使えりゃなんでもいーんですけどねぇ。ここは一つ正規の方法を勉強しましょう。 6.0以降の場合、文字ツールで入力を開始するとオプションバーの右端に○と×のマーク(下図)が現れます。○で決定、×でキャンセルができます。…そのまんまですね。 ![]() 小さなことですが、こういう小さなテクニックの積み重ねこそが時間短縮につながったりします。 (文字設定の変更) もし、文字入力後にフォントなどを変更したい場合は、変更したい文字を選択してから変更することで、その変更を適用させることができます。 ![]() ・文字レイヤーに含まれる文字全部を選択したいとき →レイヤーパレットの「T」の部分をダブルクッリク。 ・文字レイヤーに含まれる文字の一部分を選択したいとき →文字ツールを選択してある状態で、必要な部分の開始点をマウスポインタで選び、クリックした状態で移動させて選択。 (文章の追加) 一度決定してしまった文字レイヤーに含まれる文章も、設定の変更と同様に後から追加・変更が可能です。 文字ツールを選択し、文字ツールのマウスポインタを文章を挿入したい場所に持っていき、そこでクリックをするだけです。クリックした所に点滅する「|」のマークが出てくるばずです。 あとは、初めに入力するときと同様に文字レイヤーが編集できます。 ■ オプションバーは変化する文字ツールに限ったことではないですが、それぞれのツールの使用前と使用中でオプションバーの内容は変化します。例えば、今回の文字ツールでは以下のようになります。![]() 最も左に表示されている2種類4個のアイコンは「文字ツール使用前に事前設定をする必要がある項目」です。これから作ろうとしているのが「文字レイヤーか選択範囲か?」、「縦書きか横書きか?」という項目ですね。 この2つの項目に関しては、後から修正することは適わないので注意しましょう。 また、使用中に最も右に現れる○と×。上でも説明したように、これらは文字ツールの入力決定・キャンセルの役割を持っています。ツール使用前には要らないアイコンなのは確かですよね。 ■ 文字パレット・段落パレット使い方。(段落・文字パレットの表示方法)文字パレットと段落パレットはver6.0以降にしかないのですが、それより以前のバージョンをご使用の方も参考程度に一読してみてください。 そもそも・・・文字パレットとか段落パレットって御存知でしょうか?下の写真が、それですね。 ![]() ![]() (段落・文字パレットの各種設定項目) 文字パレットは文字ツールのオプションバーと機能的には重複している部分も多いですがより細かい設定が可能になっています。例えば、文字の縦と横の倍率を変えることで偏倍率の文字を作ったり、文字どうしの間隔の設定や、行送りの幅に至るまで、様々な設定が可能になっています。 段落パレットでは、左右上下の空白部分の設定や禁則処理に関する設定を行うことができます。 ■ 文字レイヤーとはどのようなモノかここまでに書いてきたことを試したことがあるなら大抵の人は気付いているとは思いますが、文字を入力すると文字は文字レイヤーとして扱われることになります。下の図の様な「T」のマークのついたレイヤーが文字レイヤーです。見たこと・・・あるでしょ。 ![]() 文字レイヤーには、テキストのデータ(フォントのサイズや色のデータも)が含まれています。このTのマークをクリックすることで、その文字レイヤーに含まれるテキストデータの再編集が可能になります。 ただし、普通のレイヤーと違ってブラシツールで何かを書いたり消したりすることが出来ません。少し特殊なレイヤーであることを思えておいて下さいね。 ☆ ちょっと便利なコンビネーション! ☆作業中に新しく文字(レイヤー)を追加したい場合、どのように作業しているでしょうか?特に、色々なフォントの混ざったレイアウトの中で・・・。 「ここの字と同じフォントにしなきゃ!サイズも揃えなきゃ!・・・でも、何てフォントだっけ?サイズは10ptだっけ、12ptだっけ?」 あるいは・・・。 「この字(文章)と同じ高さに配置したいんだけど・・・」 もちろんあなたには、あなたなりの方法があるでしょう。実際、フォトショップに限らず多くのソフトウェアでは同じ結果を得るための道すじは1通りではありません。 とはいえ、様々な方法を知っていてこそ独自の応用が可能になるというものです。 ここではレイヤーの性質を利用した便利なテクニックを少し紹介しておきましょう。 ■ テクニック1 ■ 複製 文字レイヤーも他のレイヤーと同じように「複製」が作れます。 複製したレイヤーは複製前のレイヤーと全く同じ情報が含まれています。文字レイヤーの場合、フォントの種類・サイズ、文字送りの寸法に至るまで全く同じデータになっています。 複製した文字レイヤーは、Tのマークをダブルクリックすることで簡単に文字編集に移ることが可能です。複製したらまず、複製元の文字を新しく編集して下さい。 (もちろん、変更する必要のない時にはそのままでOKですよ) ![]() ■ テクニック2 ■ 複製→平行移動 文字レイヤーも普通のレイヤーと同じように移動ツールを使って移動させることができます。 更に移動ツールと同様に、「Shiftキー」を押しながら移動ツールを使えば平行移動が可能になります。正確に言えば、「Shiftキー」を押しながら移動ツールを使うことで移動方向を限定できるようになるのです。 下の例では、まずテクニック1で紹介した方法で「サンプルA」〜「C」までの3つの文字レイヤーを作ります。その後で、「B」「C」の2つを平行移動することで、簡単に同じ高に文字を揃えることが出来ていますね。 ![]() ■ テクニック3 ■ 複製→グループ化→平行移動 文字レイヤーも画像レイヤーと同じようにグループ化(リンク)が可能です。(レイヤーのグループ化・リンクについて詳しいことを知りたい方は→こちらを参照して下さいね)。下の例は、レイヤーの「リンク」と「平行移動」のコンビネーションで簡単に、間違いなく縦横を揃える方法です。 ![]() あらかじめ同じ場所で複製を行っていることが最大のポイントになります。 慣れればものの10秒ほどの作業です。応用テクニックはまだまだありますが・・・、それらの応用はまた別の機会に。 |
miniコラム
今回は「文字ツール」に視点を当ててみました。 文字ツールに関するテクニックは、Web上に存在する多くのphotoshop講座において、あまり重要視されていない様ですね。 これはおそらくイラストを描こうとする人や写真のレタッチをしようという人(そして大部分のユーザーはこれらに相当する)にはあまり必要のないツールだからかもしれません。 ついでに書いておくと、文字をフィルタ技術を駆使して加工するテクニックを紹介しているサイトはいくつも在ります。しかし、純粋に「文字ツール」に焦点をあてたサイトは意外にも少ないのです。 いずれにしても、文字ツールが完全に不必要な人はあまり居ないでしょう。もっとも「普通に文字列が記入できればよい」というくらいにしか考えていないのかもしれなませんが…。 これは非常にもったいないことをしていると言わざるを得ません。作業効率が悪くなるばかりか、フォトショップの可能性をも狭める結果となるからです。 今回、左に書いたテクニックは、すぐに思いつく文字ツールの知識の半分くらいです。本当に凝った技術はここから先の領域になるのです。 今回は書かなかった知識や技術についても、今後追加する予定なので、是非知りたい、という方は期待しておいて下さい。 |