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フォトショップ, 自由変形の使い方
デジタル写真を利用する全ての人に役立つフォトショップのテクニック。
フォトショップの使い方を、本当の基礎から応用まで紹介していきます。

 ■ デジカメで撮影した写真をより美しく見栄え良くするには?
 ■ デジカメ写真をよりキレイにプリントアウトする秘訣とは?
 ■ Web用に画像を調整する方法 ・・・など。

■ 自由変形を使いこなせ!!

■ 前置き … 「画像回転」と「(自由)変形」の違いについて

 画像を回転させようとする時、「イメージ」→「画像回転」を選択する人が意外に多いです。
 まぁ、確かに回転させることができるんですが…

 「この部分だけを回転したいんだけど、画像回転を使うと全体が回転しちゃうんだよ」
 「選択範囲で囲ってんのに、無視されて全部回転するんだけど」
 …こんな質問を、よく受けます。

 メニューの中の「イメージ」にある「画像回転」は画像(キャンバス)全体を回転させる機能なんです。だから上で書いた質問のような一部分の回転(変形)はできなくて当然なのです。


 一方で似たような(名前の)機能として「編集」→「変形」→「回転」があります。
 この機能ならレイヤー(の一部分)を回転させることができます。


 ところで、ではなぜ初心者は「イメージ」→「画像回転」を使ってしまう傾向にあるのでしょうか?

 色々と聞いたところでは、どうやら「画像回転」を勝手に「レイヤー回転」を読み替えて、指定したレイヤーを回転できると勘違いしてしまっている様です。
 で、使ってみた結果が上の質問というわけです。


 実際にレイヤーを回転させる時には、回転したい絵を描いたレイヤーを選択した状態で「編集」→「変形」→「回転」を使用する必要があるという訳です。レイヤー上の一部だけを回転させるなら選択範囲で囲ってから、「編集」→「変形」→「回転」になります。

 この様に、特定のレイヤー(またはその一部)を回転させたり変形しようとするときには、「変形」あるいは「自由変形」でないとできないというわけです。
 基本的なことなんですけど・・・、こんな基本にハマって苦しんでいる人も、意外に多いので。


■ 自由変形にできること

 と、いう訳で(どういう訳?)、今回は自由変形の使い方について説明します。
 自由変形の兄弟分のような機能として「編集」→「変形」の下に「拡大縮小」〜「垂直方向に反転」まで約10種類の機能が用意されています。
 これらは自由変形の機能の一部を制限することで、それぞれの機能に特化したものです。
 ちなみにPhotoshop5.5以前にある「編集」→「変形」→「数値入力」は6.0以降で「自由変形」と同じ扱いになっています。


 なぜこんな制限された機能があるかというと・・・。
 一つには間違って余分な作業をしないため。一つには単純な処理の方がPCへの負担が少ないため。でも最近のPCにはあまり関係ない・・・かな。


 操作ミスをしないなら自由変形の方が圧倒的に色々とできます。おススメです。


 実のところ、自由変形を使って上記の「変形」の中にある「拡大縮小」「回転」「ゆがみ」「自由な形に」「遠近法」「反転」の全てを再現することが可能なんです。
「拡大縮小」と「回転」は簡単にできるので皆知っているのですが、他はちょっとマニアックなテクニックかも知れませんね。


■ 自由変形の使い方

 自由変形を使うためにはまず選択範囲を設定する必要があります。
 レイヤー上の(あるいは背景画像の)どの部分を変形するか、事前に予告する必要があるというわけですね。(範囲を指定しない場合はレイヤー全体が対象になります。背景画像の場合には範囲指定しないと自由変形は使えません)

 選択範囲はどんな形でも問題ありません。
 丸でも四角でも好きな形の選択範囲を作って下さい。

 選択範囲を設定したら、上部メニューより「編集」→「自由変形」を選びましょう。ちなみにショートカットで実行するなら「Ctrl+T」です。

 下の図の様に、点線の枠が選択範囲の周囲に現れるはずです。

自由変形
 この四角の四隅と各辺の中央には四角のマーク(以下、□マーク)がありますね。
 この□マークを移動することで、選択範囲(とその中の画像)を様々に変形することができます。

 マウスのポインタを□マークに近づけると下図のようにポインタの形状が変化します。

自由変形
 この時の矢印の方向に□マークを移動することができます。
 通常のままでは、縦方向の拡大縮小、横方向の拡大縮小、縦横方向への拡大縮小、回転の4種類が可能です。
 細かい応用は少し後(下)で説明します。


■ 軸ずらし!!

 自由変形のボックスを作成したときには、中央に○と+を合わせたようなマークがあります。2つ上の図を参考にして見て下さい。このマークは変形するときの中心点を示しています。
 これを移動させることによって、下の図の様に回転の軸を変更することなどができます。

自由変形

■ 特殊変形(Shift、Crtl、Altキーを使いこなせ!)

 上に書きましたが、自由変形を使えば「変形」の中にある「拡大縮小」「回転」「ゆがみ」「自由な形に」「遠近法」「反転」の全てが可能です。でも、ちょっとだけ工夫しないといけません。
 ではどうすれば、こういったちょっと変わった変形ができるのでしょうか?



 いきなり答えですが・・・。
 答えはShift、Crtl、Altと組み合わせて使う、ということです。以下にそれらの組み合わせの効果を示してみます。これらは文章を読んでもなかなか分かるもんじゃないので、まずは自分で色々と試してみて下さい

+Shift
 4隅の□とShifと組み合わせることで、縦横の等倍変形が可能になります。
 4隅の□だけでは、自由に変形できる一方で、下手に弄ると縦と横の比率が狂ってしまいます。人の顔を縦長になんかしてしまわない為にも、+Shiftは是非とも覚えておいて貰いたいテクニックの一つです。
 更に回転時に使用すると15度刻みで回転させることができます。

+Ctrl
 □を移動させる際にCtrlを同時におしておけば、マウスで動かした□だけが動かせるようになります。
 まさに自由変形そのもの、とも言える機能です。
 4辺の□の時は、□を動かした辺だけがそのまま動きます。

+Alt
 拡大縮小をするときにAltキーを押しておくことで、中心点を中心にした対称的な拡大縮小ができます。
 役に立たなさそうって?そんなことはないですよ。特に幾何学的な模様の作成時などには本気で重宝します。
 4隅の□の場合には、中心点を超えて反対側まで持って行くと180度回転と同じ効果が得られます。。(しかし、縦横倍率は異なるので、完全な180度回転とは言えない)また、4辺の場合は、中心点の反対まで辺をもって行くと、「水平方向に反転」や「垂直方向に反転」と近い効果がえられます。(しかし、この場合も縦横倍率は異なるので、完全な反転とは言えない)


上に書いたShift、Crtl、Altの3つのキーは組み合わせることで更なる効果を発揮します。

+Shift+Crtl
 角の□マークの動く方向は辺に対して平行な方向だけに制限されます。同時に、「遠近法」と同じ効果が得られます。要するに遠くに見える(小さい辺の)方に向かってパースが付き、間隔が狭まっていく効果があります。ただし、「編集」→「変形」→「遠近法」に比べると各点を自由に動かせる分、自由度が高いと言えるでしょう。
 辺の□マークの場合は移動方向が辺と同じ方向に制限されるだけです。

+Shift+Alt
 中心点を中心とした縦横等倍率の拡大縮小が可能に。この機能は同心円を作る際の、真円の拡大縮小などの際に役立ちます。
 また、縮小率が−(マイナス)になると、180度回転の効果もあり。(縦横の倍率が−100%の時に180度回転と同じ意味になる。)

+Crtl+Alt
 4隅の□の場合には、移動する□と中心対称の位置にある(反対の位置の)□が同時に動く。その動きは中心点対称となります。
 4辺の場合は、反対の位置の辺が、中心点対称の動きで連動してきます。

+Shift+Crtl+Alt
 4隅の□の場合は、隣り合う点が辺の中心を中心とした対象移動をする。その動きは0度か90度。結果として、選択範囲は台形になります。
 4辺の場合は、反対の辺が中心点対称の動きをする。ただし、その方向が辺と同じ方向のみ。結果として、選択範囲は平行四辺形となります。


■ 数値入力のススメ

 フォトショップ5.5以前には通常の「変形」の下に「数値入力」という項目がありましたが、6.0以降では無くなっています。この「数値入力」と同じ機能が自由変形の機能の中に組み込まれています。

 メニューの下にあるオプションバーに入っている項目がそれです。

自由変形
 これらの項目に数値を入力することによって、より正確な変形が可能になります。
 6.0以降の自由変形にはプレビュー機能が備わっているので、数値入力するとその場で入力した値が反映された結果を見ることができます


 実際のところ、自由変形を使う際に目算で大きさを決めたりする人も多く居ます。
 しかし、ドンピシャでサイズを統一したい時や、幾何学模様を作る際に、36度や72度などの角度を決めて回転させる時に、この数値入力は必須になります


 手動で変形させた時には、この数値入力欄に動かした角度や倍率が表示されます。
 自分で数値を入力をしないときにも、変形内容の確認にはもってこいの機能と言えますね。


■ 自由変形+α【数値入力微調整術】

 これはフォトショップ6.0以降でできるテクニックです。

 5.5以前の「編集」→「変形」→「数値入力」では、プレビューが効かなかった為に、自分で入力した数値が反映された結果を事前に確認できませんでした。

 6.0以降ではこの点が解消されています。
具体的には、「編集」→「変形」→「数値入力」は「自由変形」に組み込まれており、入力した数値はその場で反映されるようになりました。


 この「組み込まれた」数値入力機能はすべてメニュー下のオプションバーに詰めこまれています。
 上に書いた様に自由変形にはプレビュー機能が備わっています。
 この機能に加え、これから紹介する便利なテクニックで究極の微調整が可能になります。


 より完璧な画像合成に欠かせないこのテクニック。
 今回の【+α】は、自由変形+α【数値入力微調整術】です。

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■miniコラム■

CS2について

ついに発売されましたねぇ。

CS2の新機能の中で、ちょっと気になっている機能があります。それはVanishing Pointという機能。遠近感自動編集の機能です。ただし、これは自由変形での「遠近法」とは根本的に違うようです。詳しくはアドビのデモページでも見て下さい。

ま、他にも気になる新機能はいくつかありまして・・・。最近、本気でCS2の購入を考えています。(2005.7)